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リウマチ用語辞典 ( お薬 )

リウマチに関する用語 ( お薬 )

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カテゴリー : お薬検査生活リウマチ病名

カテゴリー : お薬

アザルフィジンお薬

昔からあるリウマチの飲み薬になります。
リウマチへの効果は中程度ですが、メトトレキサートが使えないご高齢の方にも使用できる安全性の高いお薬です。妊娠・授乳中のリウマチの方にも使えるお薬になります。
またリウマチ以外の乾癬性関節炎でも効果があるお薬です。

アクテムラお薬

IL6というリウマチの原因物質を抑えて、リウマチを良くする生物学的製剤の一つになります。メトトレキサートなどの飲み薬と一緒に使わなくても、効果が期待できます。
TNFというリウマチの原因物質を抑えるタイプの生物学的製剤が効かない方にも、効果が期待できます。

イスコチンお薬

結核の発症を予防するお薬になります。リウマチの治療を始めると肺の中で冬眠していた結核菌が目を覚まして悪さをし、結核を発症してしまうことがあります。そのためリウマチの治療をする前には結核の検査(血液検査、レントゲン・CT)などを行い、結核が冬眠していないかをしっかり確認します。もし結核が冬眠している可能性がある方は、イスコチンを半年~1年間使用し結核菌を除菌しながらリウマチのお薬を使うことが大切です。

インドメタシンお薬

痛み止めのお薬の1種になります。飲み薬や、貼り薬、塗り薬などがあります。

エタネルセプトBSお薬

TNFというリウマチの原因物質を抑えて、リウマチを良くするエンブレルという生物学的製剤が販売から10年が経過し登場したバイオシミラー(ほぼ後発品、ほぼジェネリック)になります。
エンブレルの特徴であった、妊娠・授乳中も使える、メトトレキサートが使えない方でも比較的効果が期待できる、薬が効かなくなりにくい(2次無効が少ない)などの利点もそのまま引き継いでいます。
コメント:なんといってもお薬代が今までの生物学的製剤の約半額(3割負担1本5500円)なのが大きな魅力です!生物学的製剤のお薬代で悩まれていた方の、強い味方ですね!

エンブレルお薬

TNFというリウマチの原因物質を抑えて、リウマチを良くする生物学的製剤の一つです。
妊娠・授乳中も使える、メトトレキサートが使えない方でも比較的効果が期待できる、薬が効かなくなりにくい(2次無効が少ない)などが特徴になります。最近ではバイオシミラー(ほぼ後発品、ほぼジェネリック)でお薬代は約半分のエタネルセプトBSも登場しております。

ケナコルトお薬

腫れてしまった関節の中に注射するタイプのステロイドになります。
リウマチの治療のメインは飲み薬や生物学製剤になりますが、治療を始める前、または治療中に急に関節が腫れてしまった時などに応急処置的に使います。
腫れている関節の中に直接ステロイドを入れるので非常に効果がありますが、2~4週間程度で効き目が無くなります。また軟骨にはあまり良い働きをしないので複数回行うことは避けたい治療であくまで応急処置になります。関節に入れたケナコルトが効いているうちに、リウマチの根本的な治療を工夫することが大切です。

ケナログお薬

口内炎の塗り薬になります。メトトレキサートなどのお薬で口内炎ができることがありますので、その際によく使われます。

コルヒチンお薬

膠原病の一つ、ベーチェット病でよく使われるお薬になります。ベーチェット病の発熱や関節痛、口内炎などを治してくれます。痛風のお薬にもなります。最近では家族性地中海熱という稀な発熱と関節痛を起こす病気にも使われるようになりました。

サラゾスルファピリジンお薬

昔からあるリウマチのお薬アザルフィジンの正式名称になります。→アザルフィジンへ

シオゾールお薬

昔使われていた金を原料としたリウマチのお薬になります。良い薬が無かった昔は使用されていましたが、現在では効果・副作用面であまり使われることはなくなりました。

シムジアお薬

TNFというリウマチの原因物質を抑えて、リウマチを治療する生物学的製剤の1つになります。妊娠、授乳中にも使用できる生物学的製剤はシムジアとエタネルセプトだけになりますので、妊娠・授乳中にも使える貴重な薬剤という特徴をもっています。また治療初期に通常量の2倍量で治療することができます。

シンポニーお薬

TNFというリウマチの原因物質を抑えて、リウマチを治療する生物学的製剤の1つになります。1-~2週毎に注射する生物学的製剤が多い中で、4週に1回の注射となり注射の回数が少ないのが特徴です。また通常量で良くならない方には2倍量に増やして治療することが出来ます。

ヒュミラお薬

TNFというリウマチの原因物質を抑えて、リウマチを治療する生物学的製剤の1つになります。メトトレキサートと一緒に使わないと効果が弱くなってしまう弱点はありますが、リウマチでの治療効果だけでなく、乾癬性関節炎など他の膠原病にも効き目があるお薬になります。

オレンシアお薬

T細胞というリウマチの原因細胞を抑えて、リウマチを生物学的製剤の1つになります。他の生物学的製剤に比較して効果はゆっくりですが、感染症などが少ない傾向にあります。そのため、飲み薬があまり使えない高齢のリウマチ方にもよく使われる生物学的製剤になります。

レミケードお薬

TNFというリウマチの原因物質を抑えて、リウマチを生物学的製剤の1つになります。点滴のお薬で、生物学的製剤の中でもっとも古い薬になります。メトトレキサートと一緒でないと使うことが出来ませんが、通常量で良くならない方は点滴量を3.5倍まで増量したり、頻度を8週に1回から4週に1回に短縮したりと、治療を強化することができるのが特徴です。

ケアラムお薬

飲み薬で最近登場したお薬になります。効果は中程度でメトトレキサートより効果は落ちますが、アザルフィジンと同じくらいになります。メトトレキサートが使えない高齢の方や、間質性肺炎のある方、腎臓の機能が落ちている方にも比較的安全に使用できるという特徴があります。ワーファリンを使用中の方、胃潰瘍のある方は禁忌になりますので注意が必要です。

コルベットお薬

販売会社が違うので名前が異なりますが、ケアラムと同じ薬になります。(⇒ケアラムへ)

リマチルお薬

昔からあるリウマチのお薬になります。効果は中程度でメトトレキサートより効果は落ちますが、アザルフィジンと同じくらいになります。高齢の方や、肝機能が低下している方にも比較的安全に使用できるという特徴があります。長年使用されている方は蛋白尿や、黄色爪症候群に注意が必要になります。

フォリアミンお薬

メトトレキサートとセットで使う葉酸のビタミン剤になります。メトトレキサートを使用した翌日にフォリアミンを使うことで、葉酸を体に補充して口内炎や肝臓への負担などを軽減してくれます。メトトレキサートを使用している方は必ずセットでフォリアミンも使用しましょう。

ロコアテープお薬

最近販売された湿布剤になります。従来の湿布にくらべて、鎮痛剤成分の吸収が改良されており効果があります。飲み薬の鎮痛剤と同じくらいの効き目があると言われています。

ステロイドお薬

もともと体の中にある副腎皮質ホルモンという炎症を抑えるホルモンをお手本に作った薬になります。効き目が非常に早く、腫れている関節も2-~3日でスッキリ改善させます。ただ長年使用すると骨密度の低下などのデメリットがあるので、治療の開始は必要な量をしっかりと使い、リウマチが良くなったらどんどん減らして中止を目指すのが上手なステロイドの使い方になります。

セレコックスお薬

痛み止めの1種になります。効果はロキソニンと同等、長く効くので1日2回で大丈夫です。他の痛み止めと違い、胃に負担がかからないように改良されているのが特徴です。

タクロリムスお薬

T細胞という免疫細胞を大人しくさせてリウマチを良くするお薬になります。メトトレキサートが使えない高齢の方、間質性肺炎のある方、腎臓の悪い方でも比較的安全に使えるお薬になります。お薬がどれくらい体に吸収されているか、血中濃度を測ることができるのが特徴です。この血中濃度をみながらお薬の量を調整できるので副作用が出る前に量の調整ができます。

ダイフェンお薬

カビ肺炎予防のお薬、バクタのジェネリックになります。→バクタ

バクタお薬

リウマチの方が気を付ける肺炎の一つである「ニューモシスチス肺炎」というカビが原因でおきる肺炎の予防薬・治療薬になります。普通の肺炎と違って咳や痰などの症状がでにくく、気づいたときには呼吸が苦しく緊急入院が必要な怖い肺炎になります。
そんな怖いカビの肺炎をあらかじめ予防できるお薬がバクタになります。リウマチが良くなってきたらぜひバクタを始めて、カビ肺炎を予防し安心して治療を続けたいものです。

ムコスタお薬

もともとは胃の粘膜を修復してくれる胃薬になります。リウマチの場合には、メトトレキサートで口内炎ができやすい方の口内炎予防・治療薬として使います。胃の粘膜を修復してくれるように、口の中の粘膜も修復してくれるので口内炎に効くのですね。

メトトレキサートお薬

リウマチのお薬の代表になります。飲み薬の中では一番効果があり、また生物学的製剤もこのメトトレキサートと一緒に使うことで効果が十分発揮されるものが多く、リウマチと言われたらまず使うお薬になります。このメトトレキサートが登場したことで、リウマチの治療は画期的に良くなりました。高齢の方、妊娠授乳中、腎臓・肺が悪い方は使えませんので注意しましょう。

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