「リウマチにお勧めの食事って?」リウマチ知恵袋(2)
質問:
リウマチで治療を始めました。何か食事で気を付けることはありますか?」
答え:
- 糖尿病や血圧と違って、リウマチ自体に食事の影響はありません。 野菜、お肉、魚など色々なものをバランスよく、美味しく食べるというのがまず大事になります。その上で意識して頂くと良いポイントが、5つあります。
- <リウマチの5つの食事ポイント>
- ① たんぱく質をとりましょう お魚、納豆・豆腐、お肉(脂の少ない)、牛乳(低脂肪・無脂肪)
- ② カルシウム、ビタミンDをとりましょう 牛乳(低脂肪・無脂肪)、チーズ、納豆・豆腐、桜エビ、お魚、きのこ
- ③ カロリー・脂肪の取りすぎに注意しましょう お米、パン、お菓子、脂身の多いお肉 食べ過ぎに注意しましょう
- ④ ビタミンC、Eの多い野菜を取りましょう 固い野菜も電子レンジで温めると柔らかく包丁で切りやすくなりますよ
- ⑤ お薬によって控える食事があります メトトレキサートを飲む日はお酒や葉酸(青汁、サプリメント)は止めましょう プレドニンを使っている方は、カロリーを控えましょう
ワンポイント解説:
風邪をひいてしまった時、リウマチのお薬のポイントは3つ
- よくあるのがリウマチの治療を始める前に落ちた体重を取り戻そうと、治療を始めた後に食べ過ぎて体重が増えてしまう事です。リウマチの治療を始める前は、あちこちの関節が腫れて中で炎症が起きているので、体の栄養がリウマチに取られて体重が落ちる事があります。これはリウマチの治療が始まって炎症が無くなれば自然に体重も徐々に増えてきますので安心してください。 あわてて「栄養をつけて体重をもどさなくっちゃ」とごはん・パン・お菓子・ジュースなどで炭水化物を取りすぎたり、普通牛乳や脂身の多いお肉などで脂肪を取りすぎてしまうと、脂肪や体重が増えてしまい、せっかく良くなった膝や足の関節に負担がかかって痛みがでてしまうので注意が必要です。
- リウマチの治療の中心となるメトトレキサートはお酒や葉酸(ビタミンの一種)との相性が良くありません。メトトレキサートを使う曜日だけは、お酒や葉酸が入っているもの(青汁やサプリメント)は止めましょう。 またプレドニンを使われている方は、少し血糖が高くなりやすかったり、ムーンフェイスと呼ばれますが顔に脂肪がつきやすかったりすることがあるので、カロリーを取りすぎないように注意しましょうね。
- リウマチの治療の中心となるメトトレキサートはお酒や葉酸(ビタミンの一種)との相性が良くありません。メトトレキサートを使う曜日だけは、お酒や葉酸が入っているもの(青汁やサプリメント)は止めましょう。 またプレドニンを使われている方は、少し血糖が高くなりやすかったり、ムーンフェイスと呼ばれますが顔に脂肪がつきやすかったりすることがあるので、カロリーを取りすぎないように注意しましょうね。